通信制大学生の奨学金制度について、現役大学生が実際に解説!

通信制大学

こんにちは、Miyuです。

今回、通信制大学に通っている学生の奨学金制度について解説していこうと思います。

はじめに

通信制大学は、一般の通学制の大学と異なり、学費が安いので入学しやすいことがメリットに挙げられます。

そして、入学する学生の年齢も20代から60代以降の方まで門戸が広く開放されているのが特徴です。

私は現在、現役で通信制大学に通う学生(22)です。

入学前の当時アルバイトをしながら学費を稼いでいたのですが、経済的、学力的などの諸理由から通信制大学を検討しておりました。

入学するときに奨学金制度について徹底的に解説してくれているサイトがありませんでした。

そのことから、通信制大学の奨学金について実際の体験に基づく解説ページを目指していこうと思います。

当サイトの内容を読まれる際の留意点

主に「給付型奨学金」の内容

まず、奨学金には「給付型」と「貸与型」の二種類の制度があります。

「給付型」については、卒業後に返済の義務がないのでそのまま貰える制度になります。

「貸与型」については、卒業後に借りた金額をそのまま返済していく「無利子」のものと、利息がかかる「有利子」のものに更に分かれます。

当サイトでは、実際に「給付型」の制度を受けている著者の体験に基づく内容の為、「貸与型」の内容と一部異なる場合がある可能性があることをご留意ください。

日本学生支援機構(JASSO)の奨学金についての内容

奨学金を給付または貸与する団体として、

日本学生支援機構(JASSO)
「地方公共団体や民間の奨学金制度」
「学校の奨学金制度」

などがあります。

当サイトでは、「日本学生支援機構(以下JASSO)」についての内容となりますことをご留意ください。

通信制大学でも奨学金は使える!

通信制大学に通う学生でも奨学金制度を利用することは可能です。

奨学金の申請方法は二種類

奨学金を申請する方法については「予約採用」と「在学採用」の二種類があります。

「予約採用」は、現在高校生などがこれから進学し入学を検討している際に申請することが可能です。

「在学採用」は、入学後に申請をすることが可能です。

放送大学では「在学採用」の場合「貸与型」のみ

放送大学での「在学採用」では「貸与型のみ」申請できます。

通信制の他大学では、給付型の在学採用も行っている大学が存在するようですが、放送大学での在学採用では「給付型」がないことに注意が必要です。

放送大学で給付型奨学金を受ける場合、「予約採用」での申請が必要となります。

「給付型」と「貸与型」の併用は可能

予約採用や在学採用のいずれにおいても、「給付型」と「貸与型」の併用受給は可能です。

ただし、審査難度が高いことと、「給付型」と「貸与型(無利子)」での併用の場合、受給金額が制限されてしまうことに注意が必要です。

在学中にやらなければならないことは?

年に2~3回の在籍報告の提出

「現在、大学に在学中です」という内容をJASSOに対して提出しなければならないのが、「在籍報告」となります。

在籍報告は、年に2~3回(4月、7月、10月)に行います。

JASSOから通知の連絡が来たら、提出期限内に奨学生用のサイト「スカラネット・パーソナル」から提出を行います。

この提出を忘れてしまうと、給付または貸与が休止、停止されてしまうので注意が必要です。

年末に1回の継続願の提出(給付型のみ)

「今年1年間の学生生活の状況はどうだったか」という内容をJASSOに対して提出しなければならないのが、「給付型奨学金継続願(以下継続願)」となります。

継続願は、年に1回(12月~1月頃)に行います。

JASSOから通知の連絡が来たら、提出期限内に奨学生用のサイト「スカラネット・パーソナル」から提出を行います。

この提出を忘れてしまうと、給付または貸与が休止、停止されてしまうので注意が必要です。

継続願では、1年間の学生生活の状況や、学修に対する取り組みの姿勢などについて、200文字以内で作文を行います。

その内容や学校での成績状況によって、適格認定(詳細はこちら)が行われ、給付継続の可否が決められます。

このことから、きちんと単位を取らなければなりません。(当たり前だけど!笑)

通信制の奨学金は年に一回給付されるところに注意

通信制の奨学金は、一般の通学制と比べて異なる点の一つに、給付回数が挙げられます。

通学制では月額での給付となり、毎月申請した口座に給付されます。

一方、通信制大学の奨学金は年に一回(毎年4月21日)の給付となるところに注意が必要です。

なので、4年間大学に通うとして、毎年第一区分の支援対象になった場合の総支給額は、

4年間 × 年間支給額 51,000円 = 204,000円

となります。

まとめ

  • 通信制大学でも奨学金は使える
  • 入学したあとでも在学中に申請はできる
  • 在学中には年2~3回の在籍報告と、(給付型の場合)年1回の継続願の提出が必要
  • 通信制大学の給付は年1回(毎年4月21日)に給付される

以上が本記事のポイントとなります。

参考記事・サイト

奨学金 “日本学生支援機構(JASSO)”

スカラネット・パーソナル “日本学生支援機構(JASSO)”

コメント

タイトルとURLをコピーしました